イエモン好きの男は地雷。
だけど気付いた時には目で追ってたんだから仕方ない。結局、私はそういう男が好きなのだ。かくいう私もイエモン好きなのだが。
パフェは特別な時にしか食べないと決めていた。そうしたら、パフェを食べた時の思い出は全部特別になるから。私たちは一緒にパフェを食べた。
彼は、メロンは果物の王様なのだと言った。
その言葉を、表情を、いつまでも覚えていようと思った。
覚えていよう、と思ったのは、きっと忘れなくちゃいけなくなると分かっていたからなのだと思う。
消えてしまわないようにと願ったけど、消えてしまったから美しいのかもしれなかった。